納得する、【家庭が崩壊する病氣】。

『今日のご飯は何作るの?』 『今日は何時頃出かけるの?』『夕ご飯には帰るの?』

 

母は日課の様に毎朝僕に質問する。この質問が今の僕には嘔吐しそうに苦痛である。

 

食事は冷蔵庫に買い置きしてあるものに火をいれればいいし思い立ったら出かけるから挨拶すりゃいいだろうし遅くなるなら電話する。今この時点で一日のスケジュールを決定して公開して予定を構築しろとでも言うこの縛り付けが嘔吐しそうに嫌だ。

 

『嫌だ』。と思いつつ一呼吸おいて冷静に自分の感情と母の言葉を目の前に並べて分析してみると氣付く。母からすれば鬱病の僕が外出するなら行く先を把握できなきゃ怖いしタイムスケジュールにしてもズレが危機の予測にできる。食事にしても共有なのだからメニューは氣になって当然だ。

 

なんだ怒る以前の、僕の認知の歪みじゃないかと安心できる。同時に、母の心情も知り、僕への心配を感謝できる。やはり一呼吸おいての思考は役立つ。

同時に僕の欠点として、感情が顔に出てしまう。出先で一般人と会話していても不機嫌や嫌氣が出てしまい相手も警戒している状態になる。コミュニケーション不全にまでなりたくないので注意しよう。笑顔は怒り顔の数倍のエネルギーを消費すると説いた人がいて、正にその通りで僕には疲労度が高いのだが、一般人とコミュニケートするスキルまで失いたくないので頑張ろうか。