動かなきゃダメなのか?

無職になり引きこもりになった僕だが母親と同居している。衣食住は共同作業だ。この母が、一日三度の食事が終わるといつも言う。『明日は何たべるかなあ』。『今度は何食べるかなあ』。要は、何のメニューを作るのだと僕に決めさせ作らせるのである。

何が食べたいわけでもない。栄養のバランスが取れてれば適当な組み合わせで良い。冷凍食品も野菜もあるので組み合わせなど考える必要もない。切って火を通すだけだ。

だが母としては僕との話題作りの意味もあるだろうし、僕に日常生活行動まで失わせまいとしての計画ではないかと思う。そう思うから、逆らわず日々メニューを決めて料理をこなしている。

でも本当は、食事すらせず布団にくるまってネットばかりして遊んでいたい氣もある。

自分がこういう病氣を患って初めて解った。もう、何もかもやりたくなくて嫌だという氣持ち、これなんだと。

まあ、年老いた母にこれ以上の精神的負担を負わせたくないので、無理やり頑張って会話に応じ、食事のメニューも決めて、作る。

しかし実感する。部屋に籠って総菜やら菓子やらを貪り食って遊んで寝て、社会と縁切って死ぬまで過ごせたらどんなに楽だろうなと。

実感して、理解した。次は、、、、、?