話せて良かった

同じ障害を持つ人たちと話す機会があり、一般社会での困りごとと対処の方法をみんなで考えた。僕も今まで経験して、書籍などを調べて実戦して有効だったものを提案させてもらった。

①【嫌な事や苦手な事に遭遇したらどうするか】

⇒苦痛であり耐えられず、パニックにもなるので、とにかく【遭遇したその場から逃げる】。どこへ逃げるかというと最寄りのトイレの個室がベスト。コンビニでもデパートでも図書館でも病院でも、どこのトイレでも良い。独りになれるし静かだし怖さから逃げられる。その時、耳を塞いで音を聞かず目も閉じて何も見ない事。この状態でじっとしてれば落ち着いてくる。つまり【休憩】する。落ち着くまで。落ち着いてからもとの場所にそっと戻れば、前より良い状態でいられる。

 

②【仕事で失敗した時に怒られる。ずっと怒られ続けて嫌になるのでどうすれば良いか】

 

⇒明らかに必要以上に続いたり嫌味だったり憂さ晴らしなのもある。でも自分の失敗なので止められない。ならば【反省と改善の立候補】が良いと思う。怒る相手にこう言ってやる。『私の未熟さが原因で失敗してすみません。二度と失敗しない方法を作りたいので提案がありましたら徹底的に教えてください!』。そしてメモ用紙とペンを取り出し、相手が言う提案(怒っているポイントの改善点)を真面目に真面目にメモする。相手が言い終えたら『ありがとうございました。これを実行します。』とでかでかと礼を述べる。相手の氣分は晴れ、自分にも前向きな氣持ちが生まれ、みんな悪い氣はしない。

 

③【騒音たてるとか臭い香水をつけて歩くとか、迷惑行為を氣付かずやっている相手がいるとパニックになりそう。どうすれば回避できるか】

 

⇒まともに『静かにして欲しいです』とか『臭いがきついので離れてください』とか言ったら相手は止めるかもしれないが、今日びのニュースの例もあり殺人になる事も在り得る。なので僕が試して有効だったやりかたがあります。

相手にもの言う時、最初に一言、こう言ってやるんです。

『すみません。私はアナタが嫌いな訳じゃないんです。アナタの事が嫌なのではないんです。でも、私は今、体調が悪いのでお願いしたい事があるんです。それは、アナタのやってるその…』

後は相手の行為を控えて欲しいとお願いする。くれぐれも『アナタを嫌いではない』と『でも今は私の体調が悪いので…』を強調する。芝居で良いので苦し氣な表情でお願いする事。『私は心臓が悪くてショック受けたら倒れそう』という方便も有効な手。

相手も氣を悪くしないし自分も角を立てない。

 

 

…以上の方法を提案した。皆さんの頷きが見えた。僕は久しぶりに嬉しかった。