砂糖と添加物を貪り食べている
高脂肪、高カロリーの食べ物は、麻薬的な快楽を生み出す。お腹がいっぱいでも、食べ続けてしまう。そして、体重がどんどん増えていく。それはどのような食べ物なのだろうか。一般的に砂糖が大量に含まれた高脂肪、高カロリーの加工食品は依存性の高い食べ物の上位に挙げられる。例えば以下のような食品だ。
そんなことは解っていて、
特に僕は子供のころから自分自身が太りやすい体質であることを実感していた。
ただでさえ運動神経が鈍く足が遅いため、嘲笑の的にもなった時期もある。
一念発起し一日おきに2kmのランニングを行い、喉からの血の匂いを感じながらも頑張って走り、標準体重にした。長じて武道の部活を行いそれなりに鍛え筋肉もついた。
社会人になってからもブランクをあけながらも続けた。体系と体力は生涯維持して健康でいたかったから続けていた。
それがついに、あの職場で過ごす事が引き金となり適応障害を起こす。
何をやっても、何を言っても、非協力的な対応をされる。
わずかなミスでも衆目に引きずり出されて大声で嘲笑される。
協力を要請すれば一蹴される。アイディアを出せば一人でやれと言われる。
質問すればいちいち聞くなと言われる。ならばと聞かずに行動すればなぜ聞かないと言われる。あなたが聞くなと言ったからですと答えれば真に受けるなと言われる。情緒不安定な患者から暴力を受ければ暴力を振るわれたオマエに責任と問題があると言われる。
僕は、ある誓いを自分に立てていたため反論せずにいた。しかし、自分の心が出す、この上司と職場への拒絶反応が遂に物理的に僕の身体を蝕んだ事に氣付き、退職した。
ストレスという言葉はどこでも軽く言われ耳にする。だが、僕が味わったそれは軽くない、恐ろしく重く硬く、脳も全身も凝固させるような恐ろしい物体と解った。
あれから一か月経つが、僕の身体の諸症状はまだ消えない。その一つが依存症。
元来、僕は母の影響もあり食べ物は野菜や肉、魚などをバランスよく採っていた。身体が資本と考えており今もその考えは変わらない。
だが、そういった健全な食事に食欲が湧かなくなり、上記の食品を採るようになった。
血糖値を乱高下させ、快楽を得て仮初めの満足を得るようになった。
いよいよ落ちぶれ始めた。
顔は脂ぎりはじめ毛穴に黒い吹き出物が出始める。身体は脂肪でぶよぶよと太り出す。
それでも、家族の目を盗んで、大量に買い込み食べ続けるスナック・菓子パン。
腹いっぱいにまで食べて、安っぽい満足感に浸り、錆て固まっている脳味噌と身体が、なんの解決策も無いことの証拠である事を実感して泣きたいのに泣けない情けなさに落ちている。
こんな事は嫌なんだ。でも、僕の何もかもが凝結したように使い物にならない。