インターネットサイト【離婚心理と離婚手続きガイド】より。『劣等感からくる恐怖を克服する方法』
離婚に用は無い。このサイトの文面が素晴らしく、生きる糧を与えてくれるので引用させていただく。以下本文。
インターネットサイト【離婚心理と離婚手続きガイド】より。『劣等感からくる恐怖を克服する方法』
劣等感の正体は「恐怖」「おそれ」です。
それでは、この「恐怖」「おそれ」を克服する方法はあるのでしょうか。
「恐怖」「おそれ」の感情がある人に「こわがらないでください」と言っても、怖いものは怖いのですから、どうしようもありません。
そこで劣等感からくる「恐怖」「恐れ」を克服するには、次の2つのことを実践してください。
1.怒りの根源となっている「恐怖」や「恐れ」は、すべて勘違いから始まっている。
2.「ありがとう」とか「感謝しています」という言葉を言ってください。
まずひとつめの「恐怖」や「恐れ」は、すべて勘違いから始まっているというのは、イライラしたら自分は何を怖がっているのか、恐れているのかよく考えてみてください。。
例えば結婚相手から「洗濯物はちゃんと自分で片付けてよ」と言われて、自分がイライラしたとします。
このときになぜイライラするかと言えば、自分がやるべき仕事ではないのに、どうして自分がやらなければなければならないのか、と思うからです。
つまり理不尽な要求をされたと思うから、イライラするのです。
さて、人はどうして理不尽な要求をされるとイライラするのでしょうか?
人は理不尽な要求にこたえると、自分にとって意味のない行動をさせられたと思います。そして意味のない行動とは、
無駄な行動である → 無駄なことは世間から評価される行動ではない → 世間から評価されなくなる → 評価されないと生きていけない → だから怖い
という心理が働くからです。
車が渋滞したり、レストランで自分の料理が出てこないとイライラするのも、すべて同じです。
時間の無駄 → 何もしていない → 世間から評価されない → 評価されないと生きていけない → だから怖い
ということです。
仕事のストレスも同じです。
自分の出世や評価に関係のない仕事をさせられると、無駄なことだと思い、無駄と思うと自分の生存がおびやかされる、だからイライラしたりします。
でも、ちょっとぐらい無駄なことをさせられたからといって、自分はこれから生きていけませんか?
死んでしまいますか?
車が渋滞して時間を無駄にしたからといって、自分の評価は下がりますか?
そう、怒りの根源である「恐怖」「おそれ」は、すべて勘違いなのです。
学校の勉強がちょっとできなかったからといって、体育や音楽が苦手だったからって、人は死んでしまいますか?
他人から評価されないと、認めてもらえないと、人は死んでしまいますか?
だから自分がイライラしはじめたら「自分は何を怖がっているのだろう」「自分は何におびえているのだろう」とすぐに考えるクセをつけてください。
また人から怒られたら「この人は何を怖がっているのだろう」「何におびえているのだろう」という目でみてください。
すると、怒っている人に応戦する気持ちは、静かに消え失せます。
心にあいた穴を埋める方法
自分の怒りの原因が勘違いの恐怖だと気がついても、それはまだ心に大きな穴が空いた状態です。
自分の心に恐怖があることに気がついて、その恐怖を取り除いたら、取り除いた部分には穴が開いているのです。
そして穴を開けたままにしておくと、また仕事でストレスがたまったり家族に小言を言われたとき、その穴に恐怖が入り込むことがあります。
心は油断すると、すぐに隙間に「恐怖」という感情が入り込んでしまうのです。
また、これまで他人に自分を認めさせようとして他人から奪ったものを、返済しなければなりません。
その返済しなければならないものとは、
「自分を褒めさせようとした、相手の心」
です。
人の心とは、コップ1杯の水のようなものです。
そして水の正体は「愛されている、大切にされている」という気持ちのことです。
コップの中に水があふれんばかりに入っていると、人は幸せだと感じます。
「自分を褒めさせようとする」ということは、相手のコップの中の水を奪って、自分のコップの中に入れるのと同じことです。
自分を愛してほしい、大切にしてほしい、そうしないと自分は死んでしまう、と思っているから、相手から心を奪ってしまうのです。
そして相手から思い通りに奪えないと、恐怖から怒りの感情へとつながるのです。
そこで、他人に「ありがとう」とか「感謝しています」という感謝の言葉を言い続けてください。
まず感謝の言葉を言い続けると、自分の心に空いた穴を埋めることができます。
心というのは、自分の発する言葉で作られるのです。
たとえばそれほど怒った気分ではなかったのに、ついうっかり暴言を発してしまうと、本当に怒ってしまってとまらなくなることがあります。
心というのは、それぐらい言葉の影響を受けやすいものなのです。
そのため感謝の言葉を言い続けると、その感情で心の穴が埋まります。
そして自分の心に空いた穴が埋まると、感謝の感情が心からあふれでてきて、自然と他人を思いやる感情がわき上がります。
その結果、他人に対して「ありがとう」とか「感謝しています」のような感謝の言葉が自然に出ると、人間関係は一気に改善します。
うつ病というのは、自分で自分の心を攻撃する病気です。
そして人間は、自分で自分の心を攻撃することもできるし、反対に自分で自分の心に感謝することもできるのです。
人間の発する言葉というのは、よくも悪くも心に絶大な影響を与える、すごいものなのです。
このようなことは、ソクラテスもキリストも釈迦も、太古からの世界中の賢人たちが述べている共通の心理なのです。
日頃から何につけても、「ありがとう」とか「感謝しています」を口癖のように言い続けてください。
こんな小さなことと思えるようなことの積み重ねが、劣等感の恐怖を克服していくのです。